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2023.11.07

ぎんなん(銀杏)の食べ過ぎに注意⁉

ぎんなん(銀杏)の食べ過ぎに注意⁉

イチョウの黄葉、銀杏で歩道が臭う時期が近づいてきました。
銀杏を好んで食べる方も多いと思います。適量を食べる分には栄養価が高く、疲労回復、イライラの解消などに効果的です。
しかし、まだまだ認知されていませんが、銀杏は食べすぎに注意が必要な食材の一つです。その理由を説明します。

銀杏には「メトキシピリドキシン」という成分が含まれており、ビタミンB6の働きを抑えます。ビタミンB6はグルタミン酸からGABAという物質ができるときに助ける働きを持っています(補酵素)。銀杏を食べすぎるとビタミンB6の働きを抑えるためGABAの合成ができなくなり、吐き気、下痢、震え、痙攣などの中毒症状が出ます。
※GABAは、脳内に広く分布し、神経の興奮を抑える抑制系神経伝達物質です。サプリメントやGABA入り~っていう商品を見聞きしたことがあると思います。

1日に何粒までなら食べてよいか…
明確なデータはありませんが、中毒量は小児で7~150粒、大人で40~300粒とされています。大人でも偏食や飲酒量が多い方は、もともとビタミンB6が不足していることがあるため、特に注意が必要です。
また小児では、「メチルピリドキシン」を分解する力が弱いため注意が必要です。
銀杏の食べ過ぎには十分注意して、ほどほどに秋の味覚を楽しみましょう。

《豆知識》
ちなみに銀杏は「ぎんなん」も「イチョウ」も正しい読み方です。
さらに言えば、イチョウの漢字表記は、「銀杏」「公孫樹」「鴨脚樹」です。

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