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2025.02.28

のどの違和感 咽喉頭異常感症について

咽喉頭異常感症は「咽喉頭異常感の訴えがあるにもかかわらず、通常の耳鼻咽喉科的視診で訴えに見合うような器質的病変を局所に認めないもの」と定義されています。

「のどのつかえ感」「食べ物を飲み込みにくい」「のどに何かがある感じ」などのような、のどの違和感や異物感を咽喉頭異常感といいます

何科を受診したらよいのかわからずに当院を受診する方もいれば、耳鼻科や内科で「異常ない」「気にしすぎ」などと言われて、不安になって当院を受診する方もいます。確かに、咽喉頭異常感は「異常ない」「気にしすぎ」というのも、その通りであることも事実です。一方で咽喉頭異常感を訴える方のうちの1%~数%に悪性腫瘍が存在するとされていることも事実です。

来院する多くの方は、悪性腫瘍(主に「がん」)を心配して受診しているため、検査によって「がんではない」ことがわかれば、気が付いたら症状がなくなってしまうことも多々あります。

【原因】

咽喉頭異常感の原因は多岐にわたります。慢性副鼻腔炎、慢性喉頭蓋炎などの炎症に起因するものが最も多く、喫煙、アレルギー、胃食道逆流症、加齢、糖尿病、甲状腺疾患、悪性腫瘍など、客観的な異常があるもの(何らかの原因があるもの)を症候性咽喉頭異常感症といいます。対して、検査では全く異常が見られない場合を真性咽喉頭異常感症といいます。

【検査と治療】

症候性咽喉頭異常感症の原因疾患を検索するために、内科や耳鼻科で行う喉頭内視鏡(耳鼻科)や胃カメラ(消化器内科)は悪性腫瘍の発見に有用です。内科では採血、CT、超音波検査(エコー)などを行う場合もあります。咽喉頭異常感の原因がみつかった場合には、それに対する治療を行います。

心理的な要因が関係した咽喉頭異常感症の場合は、検査に続いて、症状に合わせた薬による治療を行う場合もあります。治療期間は、疾患や個人差が大きく、数日でよくなる場合もあれば数か月かかる場合もあります。それでも一向に改善しない場合は、精神科や心療内科でのカウンセリングや薬物療法が有効なこともあります。

~まとめ~

・咽喉頭異常感がある場合は、悪性腫瘍の有無をチェックする。

・悪性腫瘍やほかの病気がないことがわかったら、必要以上に気にしないことも大切。

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