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2025.01.14

インフルエンザに2回かかることはあるの?

インフルエンザウイルスは、大きく分けてA型、B型、C型があります。
このうち、流行の原因となるのはA型、B型です。C型は感染力が弱く、軽い症状で済むため、あまり問題になることはありません。
A型インフルエンザウイルスは、ウイルス表面のタンパク質であるヘマグルチニン(H型 16種)とノイラミニダーゼ(N型 9種)の組み合わせで分類されます。B型インフルエンザウイルスは、B/Yamagata系統とB/Victoria系統に分類されます。
A型インフルエンザウイルスは、変異が多いのが特徴です。
*厚生労働省のHPによると、現在国内で流行しているA型インフルエンザの亜型は、インフルエンザA/H1N1、A/H3N2、B型インフルエンザはB/Victoria系統です。

これらの型が同時期に流行するため、同じシーズンにインフルエンザA型に2回罹ったり、A型とB型に罹ったりすることがあります。

インフルエンザワクチンは、世界保健機関(WHO)が推奨したウイルス株、前シーズンの流行状況などを参考にして、その年の流行の中心となるウイルスを予測して作られます。
インフルエンザワクチンの最も重要な役割は、重症化を予防することです。また、発症率を低下させる効果もあります。
国内の研究では、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している34~65%の発病を阻止し、82%の死亡率を阻止するとの報告があります。

報道でもあるように、A型インフルエンザウイルスが猛威を振るっていますし、A型が終息する前にB型インフルエンザウイルスが増えてくることが予想されます。
感染経路は、感染者の咳、鼻水によって飛び散る飛沫感染と接触感染です。感染者や体調が悪い方は、ウイルスを拡散させないためにもマスクをするなどのエチケットなどの対策が求められます。
感染の予防には、以前からいわれる手洗い、うがいが大切で、マスクも一定の効果はあるとされています。

インフルエンザに罹っていない方はもちろんですが、インフルエンザに罹った方も、また罹る可能性はあります。今年はもう大丈夫と思わず、特に流行中はご注意ください。

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