2022/09/05の記事で、帯状疱疹ワクチンに関して解説しました。
昨今、帯状疱疹で受診される方が増えていると感じています。
帯状疱疹の予防に関しては、ワクチンの有効性が報告されています。帯状疱疹罹患後にワクチンを接種するメリットはあるのでしょうか。
帯状疱疹罹患後でも、数%の人は再度罹患すると考えられています。
以下の論文では、帯状疱疹の再発は3~11年後が多いとされています(B)。また初発領域と再発領域が異なることが多いとされています(C)。
Herpes Zoster and Recurrent Herpes Zoster – PubMed (nih.gov)
米国予防接種諮問委員会は、帯状疱疹罹患歴のある成人に対しても帯状疱疹ワクチンの『シングリックス®』の接種を推奨しています。ただし、罹患して何年後に接種すればよいかという明らかなエビデンスはありませんが、罹患してからおおよそ3年後くらいにワクチンを接種することが多いようです。
帯状疱疹ワクチンであるシングリックス(2回接種必要)は、少なくともワクチン接種後10年間は高い抗体価を維持でき、90%の重症化予防効果があるとされています。しかし、いつまで効果がさらに何年持続するかはわかっておらず、追加接種時期に関しては検討段階です。
また、弱毒生水痘ワクチンも、帯状疱疹の発症予防にある程度効果(約50%)があるとされており、それぞれのメリットとデメリット(当クリニックHPブログ2022.09.05「帯状疱疹ワクチンに関して」参照)を見極めて選択してもよいかと思います。