漢方薬とは
食欲不振、体重減少、倦怠感、頭痛、めまい、不安・不眠などの身体の慢性的な不調があるにもかかわらず、精密検査をしても異常がみつからない方には漢方治療が有効な場合があります。漢方薬は効き目が出るまで時間がかかるというイメージがありますが、急性な症状には比較的効果が早く出る漢方薬もあります。しかし、何年も患っている慢性疾患などで体質改善が必要な場合は、ゆっくり時間をかけて服用していく必要があります。
ささいなお悩みでもお気軽にご相談ください。
漢方が有効な症状
以下のような症状があるのに原因がわからない、西洋医学では効果がみられない場合などに、漢方治療は有効です。西洋薬と漢方薬を併用して治療をすることがあります。
- 体質
のぼせ、ほてり、冷え性、しもやけ - 全身
倦怠感、疲労感 - 精神
抑うつ感、精神不安、パニック、不眠症、動悸 - 感染症
風邪、風邪に続く慢性咳、微熱、倦怠感(※細菌感染による肺炎や腹部感染症、尿路感染症は抗生剤が必須です。) - 頭部
頭痛、めまい、鼻づまり、アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、のどの詰まり感 - 皮膚
かゆみ、蕁麻疹、慢性湿疹 - 婦人科
月経困難症、更年期症候群(のぼせ、頭部発汗、めまい感) - がん患者
食欲不振、全身倦怠感、抗がん剤の副作用(手足のしびれ)、便秘、下痢
漢方薬の服用方法
漢方薬の服用方法漢方薬は基本的に、空腹時(食前・食後)に温めて飲みます。特に風邪薬などの体を温める効果のあるものは、お湯に溶かして飲むと効果が上がります。しっかりと飲み続けることが重要なので、飲み忘れなければ、服用する時間は決めなくてもいいです。
服用時の注意事項
漢方薬は副作用が少なく、西洋薬と一緒に飲んでも大丈夫なことが多いです。しかし飲み合わせが悪い組み合わせもありますので、胃の不快感、むくみ、肝機能低下、咳などが見られましたらすぐに中止し、医師へご相談ください。